このブログでは、疾病や看護などの医療情報のほか、勉強会や院内の様子、採用情報など、病院に関する様々な情報を発信していきます。

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新年のご挨拶 近藤 浩

新年を迎え、皆様方はいかがお過ごしでしょうか。昨年は新型コロナウイルス感染症に伴う社会生活の制限がなくなり、社会の活性化が一気に進みましたが、インフルエンザの流行拡大も伴って、感染への注意は今後も必要です。当院でも入院患者の皆様の健康を守るため、基本的な感染予防策は今後も継続していきますので、ご来院の皆様方にもご協力をお願い申し上げます。

さて、昨年はウクライナ問題に加えてイスラエル・パレスチナ問題が深刻化しました。世界平和の危機、社会不安と相まって、記録的な円安の進行、物価高、燃料費高騰などにより、日常生活の困難さが増しており、今年も改善の見通しはありません。病院運営にも大きな打撃になっていますが、困難な状況下でも医療サービスの向上に努め、より良い医療を提供できるよう日々努力しています。

こんな中、今年の秋に当院は開設50周年を迎えます。これに合わせて老朽化した病院の改修工事を行っていますが、新管理棟は昨夏に竣工し、現在は外来、検査科、放射線科等の改修工事を順次進めています。診療機能を維持しながらの工事のため、工事期間は長期に渡り、病院をご利用になる皆様方に、多大なご不便をおかけしておりますことをお詫び申し上げます。

今年は辰年です。辰は十二支の中で、唯一架空の動物で龍を意味します。天を駆け巡る勇壮な龍の力で、社会に渦巻く暗雲が蹴散らされ、社会の活性化が進んで発展の年となることを切に祈りたいと思います。

 

脳神経センター阿賀野病院院長  近藤 浩

五頭山と新しい棟

2024年1月4日 | カテゴリー : Dr'sコラム | タグ : , | 投稿者 : 脳神経センター阿賀野病院

嗜好調査の結果(栄養科より)

嗜好調査とは、患者様に食事の量や味付けなどの意見を伺い、食べやすい食事や好みを把握して、献立内容や調理方法の見直しを実施するために行う調査で毎年実施しています。

令和5年度の結果は、食事の量、おかずの味付けは丁度いいという意見が半数以上みられました。好きな食べ物の項目では、昨年は魚や肉料理でしたが、今年は麺類、カレーが人気でした。麺類は1~2週間に1回提供しており、夏は冷やし中華やそうめん、冬は温かいラーメンや煮込みうどんなど季節に応じて提供しています。嗜好調査の結果から、カレーは1ヶ月に1回取り入れています。

今後もよりよい食事を提供できるよう、嗜好調査の結果を参考にして、献立作りに役立てて参ります。ご協力頂いた患者様、職員の皆様、ありがとうございました。

令和5年10月 栄養科

カレーライスタンメン

 

写真は今年上半期に提供した人気メニューのうち、シーフードカレー(付け合わせ:コールスローサラダ)と野菜タンメン(付け合わせ:ギョウザ)です。

高校生の職場体験(8月)

8月9日に阿賀野市近隣より4名の高校生が職場体験に来られました。
昨年とは違い、患者さんとのふれあい体験に「食事介助」が復活しました。患者さんも嬉しそうにしていたことが印象的でした。

≪主な体験内容≫

・手指衛生(ブラックライトを用いたチェック)

・ディスポ防護服の着脱体験

・ベッドメイキング(シーツ交換や電動ベッドの体験)

・移乗(車椅子、ストレッチャー)

・バイタルチェック(血中酸素濃度、血圧、心拍数の測定など)

・患者さんとのふれあい看護体験(食事介助、院内散歩、足浴、リハビリ室の見学等)

・座談会(看護師、看護部長との質疑応答)

≪参加高校生の感想≫

・初めての事ばかりで緊張したけれど、優しく教えてもらって楽しく体験できました

・ふれあい体験で患者さんがとても喜んでくれて嬉しかったです

・ほかの職種との連携も見学できてよかったです

・看護師さんが患者さんのことを一番に考えて行動するところがかっこよかったです

・看護師になりたいという夢がまた大きくなりました

≪担当看護師の感想≫

・自分が高校生だった時の看護一日体験を思い出し、初心に返ることができた

・緊張しながらも、目を輝かせて体験する高校生を見て嬉しかった

・今回の体験が看護の道に進むきっかけになってくれればと思う

今回は、当院の特色である神経難病の患者さんの摂食嚥下を中心に、患者さんが口にするミキサー食やとろみのついた飲み物の説明、言語聴覚療法の見学をしました。

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