新年のご挨拶 近藤浩

新年を迎え、皆様方はいかがお過ごしでしょうか。時代は平成から令和へと変わり、早くも令和2年のスタートです。今年の夏には東京オリンピック・パラリンピックが控え、飛躍の年になることが期待されます。本年が皆様方にとりまして良き年となりますよう、お祈り申し上げます。

今年は「子年」です。「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」という十二支の始まりの年です。気分も新たに、繁殖力の高いネズミのごとく、停滞した社会が元気を取り戻し、繁栄の道を進むことを祈念したいと思います。

さて、当院は神経難病を中心とする神経疾患の専門病院としての役割を担うほか、高齢化社会の進行により増大する認知症や脳血管疾患など、加齢に伴う様々な神経疾患の診断・治療等により地域医療に貢献させていただいています。

しかし、昨年開設45周年を迎えた当院は、施設の老朽化は否めませんでした。そこで、療養環境の向上を図るため、4年前から病棟改築工事を順次行い、昨年夏に竣工しました。広く明るくなった病棟で療養していただけているものと思います。

当院は病気を持ち、障害を持つ方々の治療の場であり、生活の場でもあります。適切な医療を提供することは当然の責務として、たとえ進行性の病気があったとしても、重度の障害があったとしても、その状況なりに安楽に暮らし、喜びを感じ、尊厳を持った生活が維持できるよう支援することが我々の務めです。

今後もハード面の整備のほかに、より良い医療・看護を提供できるよう日々努力して参りますので、これまでに変わらぬご支援をお願い申し上げます。

脳神経センター阿賀野病院院長 近藤 浩

 

朝のあがの池

 

 

 

2020年1月1日 | カテゴリー : Dr'sコラム | 投稿者 : 脳神経センター阿賀野病院